この後やること(キャラモデリング)
本資料は以上で終了ですが、ここには述べていない概念がまだまだたくさんあります。今後、3DCG(特にキャラモデリング)をやってみたいという方のために、いくつかアドバイスを残します。
- 他の人が作ったモデルをひたすら眺める
- ゲームでもMMDでもVtuberでも何でもいいです。とにかくいろんなモデルを眺めてください。そしていっぱいパクってください。気に入ったモデルをパクった後に「こうしたほうが良いんじゃね?」ってちょっとずつ改良してみてください。オリジナルモデルの完成です。
- パクるといっても、シュリンクラップとか複製でモデルのデータをそのまま利用してはいけません。著作権で殴られます。いろんなモデルを見て、多くのモデルで共通したポリゴンの形状とかを見つけて、自分のモデルに取り入れてみましょう。
- 眺めるのにおすすめなサイト
- ニコニ立体
- アニメキャラやトゥーン表現に興味があるならまずここ
- sketchfabの週間人気モデル
- 外人さんの投稿が多いのでアニメチックなキャラモデルは少ないけどクオリティは総じて高い
- ニコニ立体
- "好きな作品"や"目指したい作風"を持っておくことはモチベーション維持にもなります。
- ゲームでもMMDでもVtuberでも何でもいいです。とにかくいろんなモデルを眺めてください。そしていっぱいパクってください。気に入ったモデルをパクった後に「こうしたほうが良いんじゃね?」ってちょっとずつ改良してみてください。オリジナルモデルの完成です。
- 0から作らない
- 3DCGを0から作るとなると、非常に工数が多く、めちゃくちゃ大変です。特に大変なのは、「終盤まで完成形が見えなくてやる気が出ない」です。メンタルが死にます。なので、初心者の方は既存のモデルを改変するか、VRoid等のモデル作成支援ソフトを使って「8~10割完成しているモデルに手を加えてモデリングする」ことから始めてみてください。これに満足できなくなったら0から始めてみましょう。
- 網羅的に"知る"
- 3DCGの制作では、まず"知識"が必要だと(個人的に)思ってます。
- 例えばこの資料ではモデルの作成時、右腕と左腕をそれぞれバラバラに作成しましたが、多くのモデリングソフトは"ミラー"または"対称"と呼ばれる機能を有しており、左右対称のモデルをもっと簡単に作成することができます。
- 「知っていれば効率的に作業できるようになる知識」はもちろん、「絶対に知っておかないと制作できない知識」はたくさんあると思います。で、これらの概念はそれを"知る"までの道のりが長いと思っています。
- 例えばミラーの例では、頑張れば手作業で左右対称のモデルも作れてしまうので、そもそも「左右対称に編集できる便利機能があるかもしれない」という発想に至らないこともあり得ます。
- また、「初心者の語彙力での検索」では、このような便利機能にたどり着けないことも多々あります。
- なので初心者の方には、CG用語辞典 | CGWORLD Entry.jpやCG用語辞典|デジタルハリウッドの専門スクール(学校)などを眺めて"網羅的に概念を知る"ことをお勧めします。
- ここで重要なのは、"知る"だけであって"理解する"必要はまだ無い、ということです。「なんかよくわからんけどそういう概念があるんだなぁ」程度でも覚えておけば、絶対に後々役立ちます。初心者の時点で0から理解しようとしても混乱するだけなので、まずは"単語を知っている, 聞いたことがある"程度で大丈夫です。
- 3DCGの制作では、まず"知識"が必要だと(個人的に)思ってます。